※当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。
世界的人気を誇る韓国アイドルグループNewJeans(ニュージーンズ)の総括プロデューサーであるミン・ヒジン氏が、所属する事務所ADORの親会社であるHYBEから職務停止および辞任を要求されている件が話題となっています。
こちらの件に関していろんな情報が飛び交っており、頭が混乱してしまっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこちらの記事では、この騒動について簡単にまとめていきます。
ミン・ヒジンとは
まずは渦中の人物ミン・ヒジン氏についてです。
経歴
天才アートディレクターとの呼び声高いミン・ヒジン氏ですが、どのような経歴をたどり現在に至ったのでしょうか?
1979年 12月16日誕生(現在44歳)
:
2002年 ソウル女子大学校視覚デザイン学科卒業
2002年 SMエンタテインメント入社
2017年 SMアートディレクト総括理事就任
2018年 SMエンタテインメント退社
2019年 BigHitエンタテインメントCBO就任
2021年 HYBE傘下の新レーベルADOR設立、CEO就任
2022年 ADORよりNewJeansデビュー
ミン・ヒジン氏は2009年ごろからアーティストのコンセプト制作を手掛け、その唯一無二の世界観が評価され業界に名を馳せました。
2017年にはSMエンタテインメントの総括理事を任されるまで上り詰めましたが、燃え尽き症候群によりそれからわずか1年で退社しています。
その後、BigHitがHYBEへ社名変更する頃にCBO(ブランド責任者)として迎えられます。
そして、HYBEよりADORという新規独立レーベルを立ち上げ、NewJeansの制作を開始しました。
代表作
ここからはミン・ヒジン氏の代表作を紹介いたします。
- 少女時代 「Gee」「Genie」
- SHINee 「Replay」「Romeo」
- f(x) 「Pink Tape」
- EXO 「Growl」「LOVE ME RIGHT」
- RedVelvet 「Russian Roulette」
- NCT 「NCT #127」-NCT127「Ghewing Gum」-NCT DREAM
- NewJeans 「New Jeans」「OMG」 など
ミン・ヒジン氏は、コンセプトイメージからアルバムカバーや衣装のデザイン等とにかく幅広く手掛けておられます。
アイドルにとってコンセプトは非常に重要なもので、ミン・ヒジン氏のアーティストの魅力を最大限に引き出す類いないコンセプト制作が世間から評価され、多くのアーティストを成功へと導きました。
特にメンバー選抜から手掛けたというNewJeansは、予告なしのデビューながらも彼女達が表現する10代の少女特有の儚く美しい世界観が従来のK-POPファン層とは異なる人々まで魅了し、個々でも輝く世界的大人気グループとなりました。
ミン・ヒジン騒動まとめ
ここからは今回の騒動についてまとめていきます。
概要
4月22日、HYBE本社が取締役会を開き、ミン・ヒジン氏の職務を停止すると発表しました。
HYBE側は「ミン・ヒジン氏がHYBEの持ち株を無断で売却し、ADORの経営権を奪取しようとしている」と主張し、ミン・ヒジン氏のクーデターという構図で報道されました。
しかしミン・ヒジン氏はすぐにこれを全面否定し、「NewJeansの文化的な成果をHYBEが侵害している」「正当な抗議をしたところ、報復人事に出た」と反論し波紋を呼んでいます。
HYBE側の主張
HYBE側の主張はこちらです。
- ミン・ヒジン氏が経営陣にHYBEが保有するADORの株式を売却するように指示した
- ADOR経営権を剥奪しようとしている
- ミン・ヒジン氏が外部投資家と接触しNewJeansとの独立を企てている
- 具体的な会社奪取企図の情況が入った内部文書を見つけた
- 業務上背任などの疑いで告訴する
- 今問題になっている件はILLITのデビュー前に企画された
ミン・ヒジン氏の主張
それに対して、ミン・ヒジン氏の主張はこちらです。
- ADORの株はHYBEが72%、ミン・ヒジン側が28%保有している状態で経営権剥奪を提起された
- 経営権剥奪など興味なく、HYBEには「私の邪魔をしないで」と伝えていただけ
- 経営用語などについては詳しくないため、親しい人に芸能に強い法務法人を紹介してもらった(これを外部投資家と会っていると書かれた)
- HYBE側が職員にミン・ヒジンの指示ということにしろと指示し、記事が出た
- パン・シヒョク氏(HYBE理事会議長)が全面プロデュースし、今年3月にデビューしたILLITがあまりにもNewJeansを模倣している
- HYBE初のガールズグループとしてNewJeansをデビューさせるという話だったが、突然先にLE SSERAFIMをデビューさせると言い出した
- 自分がNewJeansを実の子のように大切にしていることを利用されている
結論
23日の時点では、ミン・ヒジン氏の業務上背任行為を主張するHYBEとコンテンツの侵害を主張するミン・ヒジン氏で論点のズレが発生していました。
そして、25日にミン・ヒジン氏が緊急会見を開き、パク・ジニョン氏(HYBE CEO)との実際の会話内容を公開しながらかなり感情的に今までのことを説明し、言論操作であったことを主張しました。
もしミン・ヒジン氏の主張がすべて真実なのであれば、実の子のように思っているNewJeansを事務所から無碍に扱われるのは許せないですよね。
なお、業務上背任などの疑いは今のところ真偽不明ですが、HYBEは株式を72%保有している権限でミン・ヒジン氏をADORから解任することができますので、解任を逃れるのは難しいでしょう。
NewJeansはどうなる?
NewJeansのプロデューサーであるミン・ヒジン氏がADORを去ってしまったら、NewJeansはどうなってしまうのでしょうか?
HYBEはNewJeansを引き続きサポートしていくと言っていますが、NewJeansはミン・ヒジン氏を慕っており共に歩んできたと言っても過言ではありません。
なので、メンバー側がミン・ヒジン氏の解任を潔く受け入れるのは難しいのではないでしょうか。
個人的にはミン・ヒジン氏のプロデュースあってのNewJeansだと思っているので、離れてほしくない気持ちがあります。
NewJeansはまだ若く、今後の活躍も期待されているグループですので、何とかいい形で解決するといいなと思います。
また、国内1位の芸能会社HYBEの株価が8%近く落ち、日本デビューやカムバックを控えているNewJeansに悪い影響が出るのではないかと心配の声も上がっています。
まとめ
今回は、世間を賑わせているミン・ヒジン氏とHYBEの内紛についてまとめました。
どう解釈するかは各々ですが、所属アーティストにこれ以上の悪影響を及ぼさないよう、1日でも早く解決することを願います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪